怪談とは

怪談とは

怪談とは、怖さや怪しさを感じさせる物語ということになりますが、通常は、とくに日本古来のものを限定して呼ぶ場合が多いです。
外来語のスリラーやホラー、その訳語としては映画の場合は「恐怖映画」等であって、怪談とはやや別のニュアンスの内容を示していることが普通です。

具体名であげれば、歌舞伎でも演じられる四谷怪談・皿屋敷・牡丹燈籠の三タイトルの物語が、日本三大怪談として典型的にあげられるでしょう。

怪談は、スリラーや怪奇ジャンルの映画等も含めて、日本国内では通常「夏の風物詩」といわれたりされます。
それは夏祭りや縁日、遊園地にある「お化け屋敷」やキャンプでの「肝試し」にも共通して、蒸し暑い夜を背筋ヒヤッとする冷気を感じるというような、一種の娯楽であり、落語に共通する日本的なユーモアも感じさせます。
しかしながら、そこにはまた日本人の土着的な信仰に根ざした死生観や怨霊、あるいは庶民の情念や怨念を含んだ説話とも受け取ることができます。

近年は真冬の時期にも、テレビ・映画等で日本的な怪談の流れを汲んだ作品も上映されるため、怪談=夏の風物詩という季節感は乏しくなりました。

その分、この日本的古典的な世界が、現代の感性で味わうことには意味があるような気がします。

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