怪談とは

怪談とは

怪談は書物で読むよりも、むしろ語りを聴くことのほうが正統な味わい方といえるかもしれません。
多くの古くから今に残る怪談の大元は、日本の地方にある民間の口頭伝承や説話から、あるいは中国の口語文の白話文学から、伝承して話としてまとめられたものが多いです。

また、日本における怪談の定着は、歌舞伎によって演じられたり、落語の怪談噺によって語られたりが本来は主流だったともいえます。
それは現代のテレビタレントによる「都市伝説」等の話芸にも通じます。

百物語(ひゃくものがたり)とは、日本の伝統的な怪談会のスタイルのひとつとされていて、怪談話を100話語り終えると、本物の怪が現れるという言い伝えです。
起源は不明で、古い時代からからあったといわれています。

「百物語」というタイトルを冠した怪談話集が多く刊行されており、延宝5年(1677年)の「諸国百物語」、宝永3年(1706年)の「御伽百物語」、享保17年(1732年)の「太平百物語」などが知られています。
これらは怪談文学と称され、室町時代に始まり、江戸期に一種のブームになったといわれています。近代では森鴎外の作品に同名の小説があります。
そして、現代にも同名のコミックスがあり、「妖怪百物語」という映画も制作される等、短い怪談話を集めた場合の常套句として、「百物語」という語は生きて使用されています。

またこの言葉「百物語」は、それはまるでアラビアンナイトの「千夜一夜物語」のようなネーミングとして、多数のエピソードを集めたとの意味で、「○○百物語」などとしてよく使われる成句ともなっています。

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