怪談とは

怪談とは

怪談は文章を読むより、むしろ子供に聞かせる御伽噺のように、語りを聴き取るという考えは、日本では古く伝統的あるようで、それは「百物語」という怪談の話会が古くからあることにも現れています。
寛文6年(1666年)の浅井了意による仮名草子「伽婢子(おとぎぼうこ)」などに、怪談の話会としての「百物語」の伝統的な方法の以下のような記述があります。

新月の夜に数人以上のグループで行います。
場所は、3間の部屋を使います。3部屋の配置はL字型になっていると望ましい。
参加者が集まる部屋は無灯で、その隣の部屋も無灯。いちばん奥まった部屋に100本の灯心を備えた行灯と、文机の上に鏡を置きます。行灯には青い紙を張ります。
参加者は青い衣をまとい、帯刀せず入室します。その他の危険物も部屋からは除去します(魔よけのために刀を飾るという流儀もあったそうです)。
怪談話を1話終えたら、手探りで隣の部屋を通って行灯のある部屋に行きます。そこで灯心を1本引き抜いて消し、自分の顔を鏡で見、元の部屋に戻ります。その間もグループは話を続けていてもいいそうです。
これを続け、100話目を語り終え、灯心がすべて引き抜かれて真の闇が訪れたときに、なんらかの本物の怪が現れるとされています。

実行する際には、途中でも99話でやめ、朝を待ちます。これは「怖いもの見たさ」ならぬ「怖い話聞きたさ」のひとつのレクリエーションでもあるため、本当に怪がおこっては困るからだということらしいです。
今でいう肝試し・度胸試しのひとつともいえ、武家において行われたともいわれます。

江戸末期からは行灯の代わりに蝋燭を用い、それを怪談会の行われる部屋の真ん中に設置し、実際に百話をかたる会などが催されるようになったといわれています。
また、本物の怪の具体例として青行燈が現れるとするものなどもあります。

実際に100話も、長時間の怪談を語る会が、実行された実例は記録はありません。

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