怪談とは

怪談とは

牡丹灯籠(ぼたん どうろう)は、中国明代の小説集『剪灯新話』に収録された小説に基づき、三遊亭圓朝によって落語の演目として翻案された怪談噺です。
圓朝没後は、四代目橘家圓喬・五代目三遊亭圓生・六代目三遊亭圓生・五代目古今亭志ん生・初代林家彦六など歴代の大真打が得意の演目として継承されています。

明治25年(1892年)には、三代目河竹新七により『怪談牡丹灯籠』として歌舞伎化され、五代目尾上菊五郎主演で歌舞伎座で上演されて大盛況を受けた。
以後、演劇や映画にも広く脚色され、特に二葉亭四迷は圓朝の速記本から言文一致体を編み出すなどその後の芸能、文学面に計り知れない影響を与えたとされています。

「牡丹灯籠」は、中国から伝えられて、江戸中期の怪談集「奇異雑談集」・「伽婢子」に翻案され、そのモチーフは上田秋成の「雨月物語」・山東京伝の「復讐奇談安積沼」などの読本、四代目鶴屋南北の脚本「阿国御前化粧鏡」に採用されました。現行の「牡丹灯籠」はそれらを集大成したものです。

「四谷怪談」や「皿屋敷」と並び、日本三大怪談と称せられますが、他の2作が深い怨恨を遺して死んだ亡霊を主人公としているのと比べて、亡霊と人間との恋愛を描くという点で、原作に見られる中国的で、日本の伝統性からは異質な感覚もあります。

また、日本の幽霊には足が無いのが一般的なのに対して、牡丹灯籠のお露は、カランコロンと駒下駄の音を響かせて夜道を歩いて来る、という演出に中国的な幽霊の名残りが見られています。

あらすじは「旗本飯島平左衛門の娘、お露は浪人の萩原新三郎に恋したあげく焦れ死にをする。お露は後を追って死んだ下女お米とともに、夜な夜な、牡丹灯籠を手にして新三郎のもとに通うようになる。その後、新三郎の下働き、関口屋伴蔵によって、髑髏を抱く新三郎の姿が発見され、お露がこの世の者でないことがわかる。このままでは命がないと教えられた新三郎は、良石和尚から金無垢の海音如来をもらい魔除けの札を張るが、伴蔵の裏切りを受け、露の侵入を許してしまう。」
以上の主筋に、飯島家のお家騒動。伴蔵と女房お峰の因果噺がからむというものです。

落語では、長編人情噺の形をとっています。

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